TOPの中のバイアグラのニセモノに注意の中のED治療薬のインターネット購入と偽造品

ED治療薬のインターネット購入と偽造品に対する「甘い認識」(偽造ED治療薬四社合同調査2011)

“自分が買ったものはホンモノ”と楽観視

ネットでED治療薬を購入した人にアンケートしたところ、ほとんどの人が「ネット上には偽造品が出回っている」「偽造品と本物は区別できない」とネットで偽造品を購入してしまうリスクを認識しているにも関わらず、ほとんどの人は「自分がネットで購入したものはホンモノ」と矛盾した認識をしており、ネット購入を楽観視していることが分かりました。

実際は
インターネットで販売されていたED治療薬のうち、なんと55.4%が偽造品でした。

55.4%が偽造品でした。

偽造品はどんなところで製造されているか?

ネット購入者は医療機関を受診してED治療薬の処方を受けた人に比べて、「偽造品が製造されている環境が不衛生」「何が入っているか分からない」という意識が低いことが分かりました。

実際は
海外の調査では、偽造バイアグラには医薬品成分以外の異物が含まれていることや、全く異なる医薬品成分、覚せい剤まで含まれていたこともあり、効果が得られないだけでなく害を及ぼす可能性もあります。

偽造バイアグラ製造現場の一例(中国) プリンターインクを混ぜて正規品に似せていることも

偽造品は効果がない、あるいは身体に害があるのでは?

ネット購入者は医療機関を受診してED治療薬の処方を受けた人に比べて、「偽造品は効果が全くない」「健康被害が出るかもしれない」と偽造品の安全性面へのリスクを認識していないことが分かりました。

実際は
国内外で偽造ED治療薬による重篤な有害事象が生じています(なかには死亡例も・・・)。
かつネット購入の場合、健康被害が生じたときの対応も遅れてしまいます。
●健康被害事例
・シンガポール/2008年2~5月 1)
偽造ED治療薬やその他の漢方薬(いわゆる精力剤)3種を服用した患者で、低血糖による昏睡などの重篤な有害事象が発生した。
2008年5月現在、確認患者数40人、疑いのある患者87人。うち4人死亡(そのうち2人が偽造ED治療薬による死亡)。
・日本国内
2011年4月に、奈良県薬務課から、ED治療薬の偽造品を服用した男性が意識障害を起こし、病院に搬送されるという事例2)や、偽造ED治療薬服用との因果関係は明らかではないものの、呼吸困難等で病院に搬送され死亡に至った男性の衣服から偽造ED治療薬が見つかる事例3)が報告されました。
  1. 1)佐々木 春明ほか:日本性機能学会雑誌25(1):190,2010[L20100730003]
  2. 2)医薬食品局監視指導・麻薬対策課:模造医薬品による健康被害に対する注意喚起
    http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001agwf.html 2011年4月 2011/8/19参照
  3. 3)医薬食品局監視指導・麻薬対策課:模造医薬品による健康被害に対する注意喚起について(第2報)
    http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001dl4u.html 2011年5月 2011/8/19参照

個人情報を入力すると、流出するおそれがあるのでは?

ネット購入者は医療機関を受診してED治療薬の処方を受けた人に比べて、購入時に個人情報が流出する危険性を認識していないことが分かりました。

実際は
アンケートに回答したネット購入者では、実際に「変な電子メールが届くようになった」(17.8%)、「ダイレクトメールが届くようになった」(0.7%)、といったことが起こっています。
なかには、わずかではあるものの「カード情報をスキミングされた」という事例も発生しています。

ネットで売っているED治療薬の製造・販売業者は、悪い組織では?

ネット購入者は医療機関を受診してED治療薬の処方を受けた人に比べて、ネットで売っているED治療薬の製造・販売業者に対する問題意識が低いことが分かりました。

実際は
全く有効成分の入っていないものを高額で販売していたり、注文したものが届かないということがあります。さらには偽造品の販売利益が、反社会的組織の資金源になっている場合もあります。

<調査概要>
対象:ED治療薬の使用経験がある30歳以上の男性で、2010年7月以降にED治療薬を病院・クリニックまたはネットで購入した人
サンプル数;564人
サンプル構成:ネット購入者276人、医療機関受診者288人
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査期間:2011年2月25日~3月2日
調査委託期間:株式会社アンテリオ

医療機関の受診をお願いします
不正規ルート(医療機関以外)で入手したバイアグラは、偽造品の可能性が高く、思わぬ健康被害も予想されます。日本では、バイアグラは医師の処方せんによる処方薬です。EDに関する相談、治療は、医療機関を受診していただくようお願いいたします。
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