ED治療医の話ED治療医の話

ED治療医の話

倉敷成人病センター 泌尿器科 副院長 高本 均

ED治療によって、
仕事に張りが出たり夫婦関係が良くなった
という方は多いですよ。

倉敷成人病センター 泌尿器科 副院長 高本 均



手術前には癌のことで頭が一杯なものだから、
勃起のことは術後に回復してきて初めて心配になるようです。

最近では、前立腺全摘術は可能な限り神経温存するようにしています。術前に神経温存を希望していなくても、術後に「やっぱり残して欲しかった」といわれる方が結構多いからです。術前は癌のことで頭は一杯でEDのことまで考えが及ばないのだけれど、術後順調に回復して普通の生活に戻れるとなると勃起のことが心配になるようです。
前立腺全摘術によって傷害された神経が再生するには1年以上かかります。したがって、ED治療薬の効果が不十分であった方も、1〜2年後に再び試すと有効である可能性があります。ただし、この間に何もしないのではなく、海綿体注射や陰圧式勃起補助具などを使って定期的に勃起させ、海綿体に血液を流し込んで機能温存をはかることが望まれます。

勃起機能の回復で自信を取り戻し、仕事に張りが出たという方が多いです。

ED治療薬は不安からくる心因性EDを凌駕する力があるので、長期間勃起しなかったことによる不安があっても問題ありません。ただし、ED治療薬の効果は、服用するだけでは発揮されず、性的刺激を加える必要があります。パートナーと二人で雰囲気を盛り上げていけばうまく使えますので、ED治療によって夫婦仲が良くなったという方は多いですよ。また、勃起機能の回復によって男としての自信を取り戻し、仕事に張りが出たという方も多いですよ。

前立腺肥大症患者さんの72.8%がEDを自覚し、20.3%がED治療を希望しています。

前立腺癌と同じく中高年に多い前立腺肥大症の患者さん253名にアンケートをとったところ(図)、72.8%に勃起不全が認められ、20.3%が治療を希望し、最終的に14名がED治療を受けました。日本では、まだまだフランクにED治療の希望を口にできない環境にあって、実は前立腺肥大症の受診者の中にもED治療を希望する方が多数潜在しているということだと思います。

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