ED治療医の話
夫婦がいくつになっても寄り添って
生きていくための治療だと思います。
菅ケ谷内科医院 菅ケ谷 純弘
ED治療の有効率は80%くらいです。
現在10人ほど治療していますが、有効率は80%程度とかなり良い印象です。患者さんは糖尿病や慢性疾患で通院中の方ばかりで、診察の時にポスターを指さしながら「薬をください」といわれたり、薬局でもらったカードを提示されたのが治療開始のきっかけとなっています。このあたりは都会と違ってEDを自覚してもあきらめる方が多いため、治療を受けない方が多いのではないでしょうか。今後、EDが一般疾患として治療されていくには、高齢者の性に関する一般啓発を男性だけでなく女性にも行っていくことが必要だと感じています。
ED治療は前向き志向にさせるので、糖尿病治療にもプラスになると思います。
糖尿病の患者さんは後ろ向き志向になりやすく、これが治療の妨げになることも少なくありません。ED治療によって生活に活力がわいてくると自然に前向き志向になりますから、糖尿病治療にもプラスになると思います。人は他人とのコミュニケーションの中で喜びを得るため、前向きに生きていけるのだと思います。特に、夫と妻の間のコミュニケーションは、人生を寄り添って生きるために無くてはならないものです。夫婦が高齢になってコミュニケーションがうまくとれなくなった時に、これを回復させる道具となるのがED治療だと思っています。

菅ケ谷内科医院の近所で開業する堀之内薬局の取り組み
私どもでは慢性疾患で定期的に薬を処方されている患者さんも多くおられます。そのうち顔見知りになった患者さんが、調剤の待ち時間にポスターをみて周囲に誰もいない時などにそっと相談してこられる時があります。その際には診察券と同じ大きさのカードを渡して「受付では出しにくいでしょうから先生に直接お渡ししてはどうですか。」とアドバイスをして、EDを治療している医療機関を紹介しています。よく聞かれるのが「他にも治療を受けている患者さんはいますか?」という質問で、自分だけEDを相談するのは恥ずかしいという思いがあるのだと思います。その場合には実際よりも多い患者さんの数をお教えして、安心していただくようにしています。

