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EDの診察・治療
ED治療医の話
ひもろぎ心のクリニック理事長:渡部芳徳
ED治療医の話ひもろぎ心のクリニック 理事長 渡部 芳徳

ED患者さんの多くが抱える軽度の「うつ」を一緒に治療すれば回復過程が早まります。
ひもろぎ心のクリニック 理事長 渡部 芳徳
EDを訴える患者さんの多くは、軽度の「うつ」を抱えています。
性行為にはメンタルな面が多く関与しているので、EDを訴える患者さんが「うつ」を抱えている可能性は非常に高いのです。しかし、一般の先生からどのように「うつ」を問診したら良いか分からないという話もよく聞きます。そこで、当クリニックで使用している「ひもろぎ式自己記入式 心理検査(H-SDS: Himorogi Self-rating Depression Scale、下記参照)」を利用されてはいかがでしょう。精神科医が行う「うつ」の問診に準じて作成した問診票ですので、患者さん自身に今の状態に該当する点数をチェックしていただくだけで、直接いろいろ聞かなくても合計点数から診断・治療ができます。H-SDSの点数で患者さんの治療経過をみると、通常「うつ」の診断・治療に使用されているハミルトンうつ評価尺度(HAM-D: Hamilton rating scale for depression)の点数推移と非常に似通っており、高い有用性を示しています。

15~20点の軽度「うつ」を抱えている場合には、ED治療薬に抗不安薬を併用することでずっと良くなります。
問診票で15~20点の軽度の「うつ」であれば抗不安薬を、21~24点の中等度の「うつ」であればSSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor:選択的セロトニン再取り込み阻害剤)をED治療薬に併用すれば、性行為できない原因をメンタルな面と機能的な面から治療することができます。抗不安薬やSSRI は副作用も少なく、一般の先生にも簡単に処方いただける薬です*。患者さんの点数に応じて抗不安薬やSSRIの最小用量を、8~12週間投与するだけで随分良くなります。うつ症状の回復を患者さん自身が自覚できるのは8週目あたりですから、それまでは2週間毎に来院していただき、問診票の点数が前回より良くなっていることを患者さんと確認しながら治療を継続していただくことが大切です。点数が十分低くなれば抗うつ薬やSSRIは投与中止して良いと思います。また、25点以上の場合にはSSRIの増量や抗うつ薬の併用が必要なことがありますので、精神科医に紹介していただいた方が良いと思います。
※処方に際しては各製品の添付文書をご確認ください。

男性としての自信を回復するには、EDと「うつ」の治療が大事です。
「うつ」による性欲減退は早期より発現して最後まで残る症状ですが、ED治療薬を使えば性行為の失敗がなくなりますから精神症状の回復も早まり、生活面が充実するので仕事にも活力が出ます。ED治療薬と「うつ」の治療薬を補助輪の両輪のように使用していけば、男性の自信が回復するし、社会の活気も回復するのではないでしょうか。そのためには、精神科をもっと気軽に訪れて欲しいし、ED治療薬ももっと気軽に処方されれば良いと思いますね。
ひもろぎ式自己記入式 心理検査







