どうしてEDになるのでしょう
前立腺がんや膀胱がん治療の影響
前立腺がんは、通常50歳以降にみられ、10万人に13人の罹患率と言われています。食事の西洋化(脂肪摂取量の増加)と社会人口の高齢化によって、最近急激に増加しています。
初期では排尿に関する症状がないことが多く、がんと判断することが困難です。進行すると、頻尿、排尿困難、血尿、貧血や腰痛がみられることもあります。
こうした前立腺がん、膀胱がん、直腸がんなどに対する摘出手術では、勃起を起こさせる神経が損傷し、EDになることがあります。同様に前立腺肥大症に対する経尿道的手術(TUR-P)でもEDが起こる場合があると言われています。
脊髄損傷などの神経系遮断でEDに
脊髄に傷害を受けたために、身体の機能の一部が麻痺した脊髄損傷患者のうち、およそ70%は40歳以下の生殖年齢層にあたり、性の問題は大変重要です。
脊髄は、肢体や内臓が脳と指令をやり取りする神経の通り道です。横隔膜や頚部と上肢、胸と腹、下肢、骨盤内臓や括約筋と会陰部などは脊髄神経を介して大脳に連絡しており、傷害を受けた脊髄の部分によって障害の性質が異なり、性機能障害が現れることがあります。
脊髄損傷によって、勃起を起こさせる刺激を伝える神経が損傷されるのでEDをきたします。性機能障害としては、性器の感覚や絶頂感が損なわれ、EDをきたすとともに、射精障害、造精機能障害が起こり、男子不妊症の原因となることもあります。

