前立腺がんなどのがんの治療に伴う手術がEDの原因となることがあります。
前立腺がんの罹病率は10万人あたり117.9人となっており、60歳ごろから高齢になるにつれて高くなります。(出典:国立がん研究センターがん情報サービス)
初期では排尿に関する症状がないことが多く、がんと判断することが困難です。進行すると、頻尿、排尿困難、血尿、貧血や腰痛がみられることもあります。
こうした前立腺がんのほか、膀胱がん、直腸がんなどに対する摘出手術では、勃起を起こさせる神経や血管が損傷し、EDの原因となることがあります。また、手術をしたことによる本人やパートナーへの精神的影響により、EDを生ずることもあるようです。
EDの原因としてこんなものがあげられます
- 前立腺がん
- 膀胱がん
- 直腸がん
緩和医療ガイドライン作成委員会編:”8 性機能障害”がん患者の泌尿器症状の緩和に関するガイドライン 2016年版 金原出版株式会社:64,2016